石垣島発びっくりコラム 

たまにびっくりすることあり

金曜ライブ400回年表はこちらから

学校ネタ

卒業式

「最近の卒業式は なんかおとなしくなりましたねえ。自分なんかのころはメリケン粉、卵、最後は運動場に水まいて、そこに放り投げられましたよ。楽しかったもんですよ。」
生徒会顧問の相棒が花道を眺めながらそう言った。今日は卒業式だった。本校はメリケン粉のメの字もない。たいていの高校はそうじゃないだろうか。やんちゃをするのは中学くらいだろう。

振り返れば、八重山高校ではビギンの卒業の年が、最後のバンカラな時代だったんじゃないんだろうか。あの年は、卒業証書をもらう壇上でいろんなパフォーマンスが繰り広げられた。

 私はおかしくて微笑ましく見ていたんだが、「ふざけすぎる!」と翌年から式への締め付けが厳しくなっていった。

今日は、3,4名の生徒が証書をもらって壇上で叫んでいたが、
「みなさん、ありがとう!」とか、
「4年間、お世話になりました!(彼は一年落第した)」という内容ばかりで、おりこうさんなやつばかりだった。

 そういえば八重山高校の卒業式では7年間、舞台の背景に飾り付ける貼り絵で悩まされた。生徒がやるとはいえ、責任者は美術教師だから、毎年その取り組みに辟易としていた。しかも1年目は貼り絵をつるすバトンがどこを探してもない。

 「どうやってこの大きな貼り絵を飾ったのか?」と聞けば、となりの土建業者から足場を借りてきてそれを組み立てて、それに乗って壁に貼った。」と言うのである。

(げっ、、、まさか、、、、)と思ったがそうするより手はなかった。そうして前日、体育館舞台に足場が組まれ、飛び職人たちに作業を指示している美術教師がいた。

 翌年からは、たまたま45周年記念式典のため、体育館に吊るしバトンが設置されて助かったが、転勤までの7年間うっとうしさは続いた。

学校ネタ

幼稚園の頃の私

 加奈子さんのお母さんが先週から沖縄タイムスに子育ての連載をしている。

今日の内容は登園拒否の話だった。連休明けの5月病の話だ。

それを読みながら私はよく母から聞かされた私の幼稚園時代の話を思い出した。

私の担任は年配の先生で、私は隣のクラスの若い先生のクラスに移るんだ!!と言って駄々をこねていたらしい。


 あの年にして若いもの好きで面食いだった自分に恥じるばかりである。

しかしもちろん私には記憶がないし、どう言いくるめられてその担任のクラスに残ったのかもわからない。

きっと「夏休み終わったらね」とでも言いくるめられて、そのうち私の気持ちも薄れ、となりのクラスの先生なんかよりずっと若い、A子ちゃんに夢中になっていたのかも知れない。

学校ネタ

美術の授業

なあんか てめえら、やる気ないみたいだけど、やる気の無さだったら、こっちだって誰にも負けないぞ。でもな、先生の場合はこれが仕事だし、これで給料もらってるから、歯をくいしばってるんだ。
 タクシーの運転手は売上で給料が決まる歩合制だけどな、こっちはてめーらが真面目にやろうが不真面目にやろうが給料には響かないんだよ。
でもなこっちだって生身の人間だ。自分の準備した教材を一生懸命してくれたらうれしいというもんだ。
それがてめえ、手をつけさえもしないで。
 
 奥さんがせっかく料理を作ったのに、手さえつけないのと同じだ。
手をつけないどころか「おいしくねえよ、、、、、」って顔してるのと同じだ。

わかったか?いい例えだろう?
これくらい くだかないと、てめーら、わからないからなあ。

愛妻はなあ
「おなかいっぱいなの?だったら無理して食べなくていいわよ。」って言うよ。
それと同じだよ、先生も。

「やる気ないんだね。だったら無理しなくてもいいよ。」って思ってるよ。

学校ネタ

工場長は泣いた

去った金曜日、PTA関係の書類を発送する作業があった。5枚の書類を三つ折にして、60あまりの封筒に詰め込む。

女生徒二人に応援を頼んだ。てきぱきと、いやがらず、楽しそうにしてくれた。


たった60通だけど、一人でやると300枚あまりを折りたたまないといけない。
3人でやっても100枚だ。


「内職してるみたい!」女生徒二人は文句も言わず、ていねいに、作業を進めてくれた。


 途中私は次の仕事のために「ペンキを 買いに行くから頼むね。」と行って、校外に出た。
垂れ幕の製作を頼まれてるのだ。


 ペンキや刷毛を買い、放課後の美術室に戻った。
(封筒終わっただろうなあ。机の上に放り投げられてるんだろうなあ、、、、)と思いながら。


そしたら、放り投げられてるどころか、きちんと封筒が置かれているではないか。
しかも封筒の束の上にメモが1枚。


「工場長!内職終了。置いときます。」というメモだった。


私は感激し泣いた。
工場長は泣いた。


ヤンキーばかりに気を取られて、こんなにいい従業員がいたのを見逃していたのだ。


学校ネタ

叩かれる少女

なんの悪気もないのに叩かれる少女、、、、まるでモグラ叩きのモグラのようで、最近私は同情を禁じえないのである。


 某掲示板にその少女が生まれて初めて書き込みをしてから、周りのベテラン掲示板書き込み人たちに、時にやさしく、時に少し厳しく、掲示板でのネチケットを諭され、その少女は少しずつ成長していった。


 まず彼女は「今みなさん何をしていますか?」と、その掲示板の管理人である3人組のバンドに呼びかける。
そして最後は必ず、「お返事ください。お待ちしています。」とまとめる。


 最近その「お返事ください。お待ちしています」は返事を強制的に求めてるみたいでやめた方がいいですよ、と注意されている。

 悪気はないのである。


素直な少女の気持ちなのである。


その素直な少女と、すれた大人たちのかみあわないやり取りに目が話せない掲示板なのである。

学校ネタ

 まぐろ漁船シリーズはちょっとお休みにして別の話題を。

 ルーズソックスはすっかり姿を消したものの、相変わらずの女子高校生のミニスカートに、沖縄県教育庁から各高校に取り締まりのお達しが出た。

 そもそも県の教育委員会で「女子高生のミニスカートはいかがなものか。」と横綱審議委員会みたいな質問と批判が出て、それを受けてのお達しだ。

 「2学期からは厳しく指導する!」各高校では1学期の終わりにそういう警告がなされたのでないだろうか。

 しかし「ミニスカートの丈の検査なんて難しいよなあ、、、。間違ったらセクハラにとられるよ。」と私は前かから思っていた。ひざ小僧が隠れるのを基本にするのかなあ、うーん、しかし公平を期することができるんだろうか??などなど。

 そしたら知り合いの高校で話し合われた検査のアイデアを聞いて、「これはイケル」と思った方法があった。
それがこの図だ。
普通ならこの体勢は「神様、、、、」と十字架の前で祈りをささげる神聖な姿勢だが、それをミニスカート検査に応用しようというわけだ。

これなら床からのスカートの丈の長さが一目瞭然だ。左のあなたは指導部へ、右のあなたは合格!

学校ネタ

 いやあ、今朝の新聞を見てびっくりしましたよ。本島中部の高校2年生の女子高生二人が、米軍基地に侵入して、車の中を物色しているところを発見され逮捕された、という記事。

 1歩間違えばカービン銃で射殺されかねない米軍基地に、よくぞ侵入しようなんて思ったものだ。
私はもしかしてそんな生徒相手に授業してるんですか?(^^; こわっ。

 しかし、なんで米軍基地だったのか、、、。そこらに駐車場はいっぱいあるのに。
安保に反対だったのか。米軍基地に反対だったのか。謎は深まるばかりだ。

 犯人と思われる二人組

学校ネタ

昔 高校生

 まだ本格的なミニスカート撲滅運動は始まってないせいもあり、まだ校内にはミニスカートが目立つ。
 しかしいつの時代にも若者の間では流行がある。若者文化がある。校長、教頭から上の世代は、いわゆるバンカラが流行の時代だ。バンカラとは、〔ハイカラをもじった語〕服装や言動などが粗野なこと。また、わざとそのようにふるまう人やさま、と辞典にはある。

 そして50代前後の我々の時代は、男生徒の長髪だ。大人の間では不評だったろうが、当時校内で先生達にハサミやバリカンを持って追いかけられた覚えは無い。
 
 丸刈りを強制された中学から高校になると、そこは自由な空気にあふれていた。服装や髪型に口出しされた記憶も無い。その時代に過ごせて本当に良かったと思う。

 今の高校生は
「高校生になったら自由だ!と思ったら、中学より厳しい!どうなってんの!?」と嘆いている。


 最後に30年前の1枚の写真を見てもらいたい。

 沖縄本島のある高校の登校風景である。OLの出勤風景ではない。しかし、今ならスカートが3着は作れそうである。

 あと数十年後、今のミニスカートの写真を見て、「うわー、何これ!!」と声を上げてるのかも知れない。

学校ネタ

 夏休みに県教育庁から、「学校の職員もかりゆしウェアを着けようではないか」、という通知が来て、二学期が始まり、意外にも教員はこんなにもかりゆしウェァを着けたかったのか!?と驚くほど大流行している。毎朝色とりどりのデザインが見れて楽しい。
 
 まー先生はまだ着用していない。波に乗り遅れている。しかし2年前、まー先生はかりゆしウェアをゲットした。これは九州地区高校PTAの沖縄大会が開かれたときに、「かりゆし大会」と名づけられたこの大会に参加するために、沖縄県のPTA関係者数百人がユニフォームとして一つの柄のかりゆしウェアに統一されたのだ。

 各学校PTAはそのかりゆしウェアを買わされたのだ。そのかりゆしウェアを見たとき、誰もが絶句した。
よもぎ色の、トロピカルには程遠い「こ、これがかりゆしウェア!?」と言葉を失った。

 当日沖縄県のPTA関係者数百人は皆その柄で埋め尽くされ、福岡からのPTA団体はピンク色やマリンブルーの鮮やかな柄に身をまとってた。
「あれだよなあ、かりゆしウェアは。」そういう声が聞こえた。

 当時の教頭は「こんなの自分の親父が着てちょうどいいくらいだよ。」と顔をしかめていた。

なぜ、こんな図柄に決まったのか、、、。実は校長会で校長だちが選んだのだそうだ。ったく。
というわけで一度しか着ることのなかったヨモギ色のかりゆしウエアはあれ以来出番がない。

 現教頭がその時の話になって「あれ、自分恥ずかしくて着なかったよ。」というから「なんですと!着なかったんですか?!」と唖然とした。
 
 そのかりゆしウェアを職場に着けて行ったらどんな反応が巻き起こるであろうか?もちろんそんな勇気はない。

学校ネタ

回転寿司屋でバイトをしてるというA子がバイト先の不平不満を訴えていた。

 仕事の休みがその日の電話によってしか決まらないこと、これじゃあ予定も立てられないと。

そのくせ店長は同じ店で働く彼女とほいほいデートで出かける、この前は二人は全島(エイサー)にも行ったと。

 うーん、いかんね、これは公私混同だ。

 そしてきわめつけは、その日の売上が目標に達しないとバイト生から割り勘でお金を徴収するということだ。これには笑うと同時に驚いた。連帯責任ということか。

 私も本日はブログのアクセスがノルマに達してないので、急遽二つ目のコラムを投稿(^^;
寿司屋に負けないくらいネタはたくさんあるぞー。おすまし 

学校ネタ

やる気まるでなし

ただ今やる気測定中

やる気ゼロ男というのはよくいた。授業にやる気のない生徒だ。
しかし今年はさらにやる気マイナス100男というのまで現れた。もう、まー先生お手上げだ。

すかして、脅してやってきたが、何しろマイナス100男だからゼロにさえ持ってくるのは難しい。
疲れた私はもうその存在を無視することにした。身が持たないからだ。

しかし無視されるというのも悲しいだろうと思い直し、2学期、課題やろうぜ、と声をかけた。
そしたら「なんで俺にだけ言う!?T男にも言って。」と言う。
隣に座ってるT男も元祖やる気マイナス100男だ。

もうまー先生はこれでキレた。
キレた、と言っても静かなキレだ。
(わかったわかった。お前にはもう何も言わないよ。)

 しかしこのやる気マイナス100男は、廊下で会うと「先生おはよう!」と
笑顔で言うし、その授業のあったおとといの朝は「先生、午後から美術あるね。」と話し掛けてきた。

おまえ、そこまで言うならなんでやらないんだよ!と、思うがそれとこれは別なんだろう。
美術の授業だけが、学校だけが、君の人生じゃないよね。わかったよ。

 君は外見だけはハンサムだし、何か夢中になれるものを見つけて、自分を大切にして、しっかりした人生を歩んで欲しいと思う。
(ほんとはブラックでまとめたいところだが、教員バッシングの世の中なのでまるくまとめる)

ガンバレ×10000回シーサーオス

学校ネタ

閉じられた校門

 学校での危機管理が問題になって、本校でも数年前から始業から生徒の下校まで、門が閉じられるようになった。

 私が勤務を始めた6年前はなんと24時間開いていた。3年目くらいで、近所から「夜間くらいは閉めないと無用心じゃないか」という声があがり、夜間閉まるようになった。
 そして小学校での事件が相次ぎ、気がついたらある日、下校時間まで閉じられるようになった。

 まあ、しかしこれで不審者の侵入をふせげるとは当然誰も思ってない。まー先生の無断外出を防げるくらいだろう。

1、校門の前で車を降りて門を開ける。
2、車に戻り校内に入る
3、車を降りて門を閉める
4、駐車場に行く

我々職員は以上でおしまいだが、出入りの業者や外部の方は
帰りに再び1から4の作業を繰り返す。

「生徒の安全のために閉門いたします。」と書かれてある。不便でも仕方ない、と思うのだろう。
みな律儀に開閉を行っている。

「こんちくしょう、てめえ、めんどうくせー!」と門を蹴飛ばし、足を痛めてる者はいない。

学校ネタ

 10月に本校では舞台祭という行事がある。各クラス、思い思いに出し物を披露するのだ。9月に入って「放課後美術室を練習に貸してください。」というクラスが現れた。甲子園や春高バレーに出場するメンバーもいるスポーツ科というクラスの生徒たちだった。

「いいよ、どーぞ。」

 練習が始まった。ロックバンドかと思ったらどうもラッパの音も聞こえる。しかしどう聞いても音になってない。プースカ、パースカ音がするだけだ。

 翌日音楽の先生が「困ったわ、、、、」と話してるところに通りがかった。

「楽器を借りていったんだけど、扱いが乱暴で壊れないか心配なのよ。経験者も一人しかいないって言うし、、、、、できるならCDにあわせて吹く真似した方が無難だと思うのよねえ。」
「あ、美術室でも練習してますが、、、ほんと、あれはひどい。わかりました。私が説得します。」

 その日の放課後さっそくリーダーらしき生徒を呼んで話した。ブラスの楽器なんてのはそんなに簡単にできるものじゃない、吹く真似だけにしなさい、と。そしたらリーダーは、
「でも、みんなでやろうと決めたことですから、、、、。」と言う。
「そ、そうか、そうだね。いや、最後の最後無理なときに、吹く真似も考えてなさい、ということだよ。」
「わかりました。」

 練習は続いた。私はおかげで連日帰宅が7時半になった。ドラムの音、ラッパの音、私は騒音に強い人間だなあ、、、、と改めて思った。

 練習は当然のごとく苦戦していた。曲目は「スイング、スイング、スイング」。ビックバンドのジャズが気持ちいい。お手本は、、、だ。

 しかし、彼らのやる気、一生懸命さは素晴らしい。一心不乱に練習している。部活動で培った集中力と根性を持っているように思える。
 今日、初めて全員で合わせていた。まだイントロくらいしかできてない。それもイントロあてクイズで流れたら(????・・・・・・)と頭をかしげながら、ボタンを押すのをためらうほどだ。

 しかし、私の心を打つものが彼らの演奏にはあった。西原マーチングバンドが世界一なら、彼らも世界一のやる気100バンドだ。下手でも音程が合わなくても、一生懸命練習した結果を披露して欲しい。君らの熱演にきっと場内スタンディングオベーションの拍手の嵐だろう。
いや、私一人だけかも知らないけど、恥ずかしいから小さな声で、
「ぶ、ブラボー!!」って言うから。

 最後に。携帯のボイスレコーダーで盗聴録音した、きのうの彼らの初合同演奏を聞いてほしい。
ここ

学校ネタ

  やる気測定器

美術室から何気に向かいの校舎の二階を見たら、やる気マイナス100男と目があって、しかも私に手を振ってる。隣のもうひとりのやる気マイナス100男パート2にも「お前も振れよ。」とひじで合図して、そいつまで振っている、、、、。

 私は(な、、なんなんだ)と戸惑いながらも手を振り返した。

 確かに、美術の授業や学問より、愛想や愛嬌が人間関係を円滑にする上で大事かも知れない。そんなことを思いながら、仕方なく笑顔で手を振り返した。

 後日、やる気マイナス100男の彼女というのとしゃべる機会があった。

「えー、君ほんとにやつとつきあってるの?!」

「うん!」ハート

「そ、そうかあ、、。やつはね、美術の授業はまったくやらないけど、校内で会ったら先生って声をかけてくれるし、手も振ってくれるいいやつだよ。」

「そうなのー?」

「うん。で先生は今思ったんだけど、君がやつに『私のために美術の作品作ってプレゼントして!ハート』って頼んでみてよ。そしたらやる気出すかもしれない。」

「うん!」
彼女はそう目を輝かせて返事をした。

 火曜日に授業があるんだけど、効き目あるかなあ。

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文部省な彼

 この平成の世の中に、近来まれにみる昭和の高校生がいる。かつて堅物な性格、きまじめな服装の生徒を「文部省」とからかう言葉があった。彼はまさにそれだ。シャツはズボンの中にぴしっと入れ(彼ならかりゆしウェアも中に入れるだろう)、頭は丸刈り。そして生真面目な言葉遣い。

 私はいつも彼を見て、いまどきこんな子がいるんだなあ、、と不思議に思いながらも、どこかやすらぎを感じていた。

 そんな彼が下校の際「先生!」と後ろからやって来た。
「おう、何?」
「ちょっと聞きたいんすけど、10月の中間テストの時に自分、用があって九州まで行くんですよ。そういう場合、テスト前もって受けれますかねえ?」
「なんの用で九州に行くのかい?」

しばらくの間のあと、彼は思いもよらない言葉を言った。

 次回に続く(ワハハハ 引っ張るぞー。)

学校ネタ

ユタへつれていこう


今日もやっぱり彼はやりませんでした。休み時間に彼女が来てたので、
「君、ちゃんと言った?」と確認したところ
「ちゃんと言ったよー。でもあれやらんはずよー。」と言ってました。そのとおりでした。

 どうも彼は美術室に入ると、あるいは教室に入ると、すべてのやる気が無くなるとしか思えません。
なぜ彼がそうなるのか、、、彼の心の奥底には何か悩みがあるのか、、、。
ユタへつれていくしかないと、私は思っています。

もうこれでやる気マイナス100男の話は最終回にします。

 しかし私は自分の理想とするイメージを作り出して、それが現実にならないことに強いストレスを感じてるんだと思います。あるがままを受け入れる。この現実を受け入れる。

 それがストレスを和らげる方法なのかも知れません。

 あるがままに、英語でLet it be です。
(とyuzoさんはライブのたびに500回、Let it beを歌って説明しています。今度WEB RADIOで歌ってもらいますね)

※文部省の彼の続きは、今書く気力がないので今度にさせてください(^^;
  早く更新しろ、という催促をたくさん受けています。ありがとうございます。

学校ネタ

続 文部省の彼 

「なんで九州に行くんだ?」という私の質問にしばらく間を置いて彼は答えた。

「サバイバルゲームに出るためにです、、、、、。」

「さ、サバイバルゲーム!?なんだっそれ?国体種目か?」

「いえ、簡単に言うと、エアガンで撃ち合うゲームです。」


「せ、戦争ごっこか。。。。」

 この文部省君にそんな趣味があったとは!しかも中学3年の時にも大分まで、そのゲームに参加するため学校を休んで出かけたらしい。

「なんでそんな趣味を始めたのかい?」
「小学校6年の時に父親がエアガンをプレゼントしてくれて、それからですねえ。はまりました。」
「へーーーー。」
「でも、この趣味って変な目で見られやすいじゃないですかあ。」
「確かに。でも、そんなに情熱かけてる趣味だったらテスト受けれなくても行った方がいいよ。」
「はいっ!」

 今日の放課後、前に参加した大会の彼の様子がアップされてる、サバイバルゲームの主催者のホームページを見せてもらった。

 そこには迷彩服に身を包み、まるで別人の彼がいた。
「君、この服の方がかっこいいよ!」
目の前の彼はズボンをへその上まで上げ、バンドをしっかり閉め、シャツはもちろんズボンの中。

担任は「わかった。テスト受けれるように頼んでみる。」と言ってくれたらしい。
これで彼も心置きなく戦場へと向かうことができる。

ん?いいのか、我々は教え子を再び戦場へ送って?!

※主催者さまへ  無断で画像を借用させていただきました。すみません。これもかわいい生徒のためです。お許しください。

学校ネタ

月、火とラッパの音が聞こえない。聞こえてくるのはドラムと、エレキとベースとボーカルが歌う普通の歌だ。♪swing swing swing♪ではない。

 練習場所を音楽室に変えたのかな?で、音楽の先生に指導してもらってるのかな?

練習が終わって片づけをしているメンバーに聞いてみた。
そしたら、「期限を決めて、それまでにまとまらなかったらラッパを入れてはやらない、俺たちのバンド演奏だけにする、って決めてたんスよ。その期限が先週の金曜日でした。」

ということは、自分が彼らの演奏を盗聴録音してる時が、まさにその審査だったのだ。
で、あえなく不合格、、、、。

やる気100ブラス隊はリストラの憂き目にあったのだった。

でも2月にある三年生を送る会にはやりたい、と言っていたのがせめてもの救いだ。

 最近、人生というのはたいてい、コラムじゃないけど、オチがあるもんだなあ、、、と思う。
きれいにまとまることは滅多にない。

学校ネタ

恐るべし韓国ドラマ

 距離にすると、石垣島と竹富島くらい心が離れていた女生徒Aと、一瞬にして心が通い合った。

それは彼女が「韓国ドラマ」を見ていた、という話からだ。
「なんのドラマを見たの?」と聞いたら、
「秋の童話。」と言う。

「なにーっ!秋の童話見たのか!?先生も全部見たぞ。泣けるよなあ、あれ。」
「うん、ずっと泣いた。特に子供の頃の別れのシーンは泣けた。」

そこから二人は「秋の童話」で盛り上がり、「オールイン」で更に盛り上がった。

「ウンソ」思わずそう女生徒に呼びかけそうになった。
「アボジ」彼女の目もそう訴えていた、、、、、、はずがないか。

「秋の童話」を見ずして、韓国ドラマを語って欲しくない。
しかし「チャングムの誓い」もすごいらしい。

私が密かに愛読している沖縄県内の50代の男性教員のブログに、

「チャングムの誓い」は,いよいよ今日がクライマックスと思って,犬の散歩も早めに終え,風呂も入った。ビール片手にテレビを観る。

ところが,ずっとサスペンス状態で,なかなか決着がつかない。ドラマのつくり方がうまい。常識的に考えて,チャングムのような小娘があれほど戦略を構想できるはずもない。が,ドラマは彼女の構想に沿って展開しそう。また,来週観なくっちゃ。 (9/1)

とか

今日は泣いたぞ。「チャングムの誓い」を観て。ギリギリのところで,恋人への悲痛な訴えをするチャングムに,思わず目頭が熱くなった。 (9/22)

と感想があった。残念ながら私は見ていないが、やはり恐るべし韓国ドラマである。

学校ネタ

うっとうしい奴 二人

 ある日美術室に男生徒たちがやってきて、「先生、ギター借りていい?」と言いました。
いいよ、と答えました。

ギターを弾きながらA男が話してるのが聞こえました。

「人のギターはチョーキングしやすいなあ。自分のギターだったら弦が切れるのが怖いからなあ。」と言ってるのです。(--#
チョーキングというのはエレキの奏法の一つで、弦を引っ張ってピッチ(音程)を変えるテクニックを言います。

 そいつのその発言を聞いてからというもの、そいつが嫌いになり、やつがギターを弾きにくるのがうっとうしくなりました。明日ギターを家に持ち帰ろうと思います。
 
 他にも妙にうっとおしいのがいます。私は我慢に我慢を重ねてますが、どうしようもない時は、
「お前なあ、家でお父さん、お母さんになんて言われてるんだ!?」と聞きます。

(うっとおしい、って言われてないか?)と自分が言えないから、そんな答えを期待しながら言うのです。

 そしたら今日そいつは言いました。

「お父さんにはよく風呂に早く入れって言われる。」
「お風呂??なんで風呂なんだよ!」
「汗くさいって、、、、。」

お父さんよく言ってくれた。

「お母さんは?」
「パソコンしながらパソコンの前でご飯食べるなってよく言う。」

甘い、母親は甘い。

しかしさすがに親子の愛情である。うっとおしいとは言わないようである。
私はいつそいつに暴言を吐いてしまわないか、、それが心配である。

しかし、、、高校生との会話とは思えないでしょ?
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